長編ドキュメンタリー映画『無言館』

 戦没画学生たちの遺した作品・遺品を展示している、長野県上田市の美術館「無言館」の長編ドキュメンタリー映画が京都の映画館でも上映されます。東山民商では鑑賞希望の会員さんを対象に、前売りチケット代金の一部を補助します。より多くの方にこの映画を観ていただき、戦地に学生を沢山送り込んだ日本の過去について、もう一度考えるキッカケにしていただきたいと思います。

チケット代金:1,000円(会員は民商より500円を補助、婦人部員はさらに200円を補助します。)
劇場公開日程:6月18日から3週間(初日ゲスト挨拶有)
上映劇場:京都シネマ(四条烏丸)

【映画解説】
 長野県上田市、周りを山々に囲まれた田園地帯の岡上に、ひっそりと佇む小さな美術館「無言館」。静まりかえった「無言館」の扉を押すと、そこには志を半ばで戦場に散った画学生たちの声がきこえてきます。絵描きになりたいと願いながら、筆絵をとることで生きることがそのまま絵となった彼ら。心ならずも筆絵を銃に、戦地で多くの画学生たちが、生命をうばわれました。
 「無言館」館主窪島誠一郎さんは、その画学生たちの遺した作品、遺品を全国各地に訪ね、収集しました。生命あるすべてのものを大切にして生きていくことへの願いが、描きかけたままの絵から聞こえてきます。「無言館」はそういう美術館なのです。
 「こういう時代だからこそ、彼らが生きてきた証を守ることで、いのちの大切さを、戦争を知らない世代に伝えていかなければならない」と窪島さんは語ります。
 八月には彼らの無念を弔う慰霊祭「千本の絵筆」供養がおこなわれます。

長編ドキュメンタリー映画『無言館』 案内チラシ表

長編ドキュメンタリー映画『無言館』 案内チラシ表


長編ドキュメンタリー映画『無言館』 案内チラシ裏

長編ドキュメンタリー映画『無言館』 案内チラシ裏