民商とは

民商は、地域に根付いて事業を営む会員同士が、営業と暮らしを守り合う異業種ネットワークを支える組織です。

民商(民主商工会)は、中小業者の営業と暮らしを守るために、会員同士が自ら創りあげた中小業者の組織です。自営商工業者の諸権利を守り、経済的、社会的地位の向上をめざして運動をすすめています。全国ネットの組織で、北海道から沖縄まで合わせて約600の民商があります。京都には24の民商があり、府内約1万人のビジネスネットワークを形成しています。

会の運営費は、会員の毎月の会費ですべてまかなっています。国や地方自治体からの補助金や援助金などは一切貰っていません。この点が他の商工会等との大きな違いです。だからこそ、みんなが平等な権利を持ち、民主的な会の運営ができ、また、国や地方自治体等の行政機関に対しても、相手の顔色をうかがうのではなく、真に中小業者の立場に立って、物を言う事ができます。

東山民主商工会は、昨年創立60周年を迎えた歴史ある組合です。京都市東山区は清水寺をはじめとした世界的にも有名な観光地であり、ものづくりの伝統産業と祇園という料理・飲食の集積地でもあり、中小業者の営業と暮らしを守るために活動しています。所属する会員は主に9人以下の小零細業者ですが、その業種は、伝統産業、製造加工業、卸小売業、建設業、飲食業、サービス業など多岐にわたっています。

民商・全商連は、中小企業の仕事確保や創始の充実、地域経済が繁栄して、中小企業憲章にも示されているように、中小業者が役割を発揮できる、平和で豊かな社会めざして前進しています。